ジェネリック医薬品の製造も行う富士薬品

富士薬品は、配置薬で有名な医薬品関連企業です。現在は、医薬品の販売だけでなく、研究や製造などもの行う複合型の医薬品企業となっており、ジェネリック医薬品の製造から販売も行っています。

ジェネリック医薬品も最近は、利用者もかなり多くなっているのではないでしょうか。処方箋をもって薬局などで受付をするとジェネリックにしますかと聞かれることもあると思います。実際にそのジェネリック医薬品とはどんなものなのでしょうか。

ジェネリック医薬品というのは、後発医薬品とも呼ばれ、労働省の認可を得た新薬と同じ有効成分を含んでいる薬です。新薬と比べると開発費が少ない分、価格も抑えられているというメリットがあります。但し、新薬とまったく同じというわけではなく、敬遠する人も少なくありません。現在では、そのシェアは日本で60パーセントほどとなっています。アメリカでは90パーセントを超えており、国内ではまだこれからの分野と言えそうです。

医薬品製造

富士薬品は法人化の際に、本拠地を埼玉県さいたま市に構えています。しかし、創業の地である富山県には、工場があります。

富山工場と富山第二工場の2つの工場があり、さまざまな医薬品の製造を行っています。

富山工場では、製造技術の進歩に伴い、改修工事を行いながら、常に最適な製造環境を維持しているようです。自社開発を行った、高尿酸血症治療薬である「トピロリック錠」等をはじめとして、錠剤やカプセル剤、また、顆粒剤といったさまざまな薬の製造を行っています。

富山第二工場は、富山工場から6年後にできた工場で、医療用注射剤の専用工場として操業を開始しています。ここでは、世界初となるオゾン微生物制御システムを使用したクリーンルームがあり、自社製品だけでなく、他社からの受託開発も行っているようです。

さまざまな事業

創業時の配置薬の販売から始まり、現在は医薬品に関するさまざまな事業を富士薬品は行っています。ジェネリック医薬品の製造もその一つですが、大きな事業のひとつとしてドラッグストア事業もあります。

ドラッグストアはひとつのブランドというわけではなく、地域によって店舗名が異なっているようです。というのも富士薬品はグループ会社としてさまざま企業を傘下においています。直営店に関しては、ドラッグセイムスといった名称でドラッグストアを展開していますが、企業によっては、以前のままの名称でドッグストアを展開しているケースもあるのです。そのため、店舗名は異なっているようです。しかし、同じ系列店であることに違いはありません。

富士薬品が全国に展開した全ての店舗を合わせると、1300を超える店舗数となっているようです。